電話占い本光の出張霊視鑑定レポートも第三回となりました。今回、本光の霊能者が訪れたのは、鳥取県倉吉市の嶋田瑞穂さん(仮名・30代)の自宅です。嶋田さんの家は古い屋敷で、先日、お父様の他界を機に大掃除することになったそうです。屋敷の奥からは曰くありげな物がごろごろと出てきたらそうですが、そのあらかたは骨董屋に売ったり近所の神社に供養に出したりなどして片付けたとのことでした。ですが神社で引き取りを拒否された物が一つだけあったそうです。それは古い木彫りの日本人形でした。神主曰く「この人形に籠っている悪霊は手に負えない」とのこと。瑞穂さんは困り果てた挙句、ネットで検索して見つけた電話占い本光の出張霊視鑑定を頼ることにしたそうです。
瑞穂さんのお宅がある鳥取県倉吉市は、古い屋敷がひしめく山陰地方の街で、そのレトロな雰囲気には思わず心が癒されて行くのを感じました。ですがやはり古いだけあり、そこかしこからただならぬものの気配が漂ってきます。山陰地方は古くから様々な因習があることで有名です。恐らく現在でも各所にそういった物の名残が残っており、人々に忘れ去られたものたちが様々な想いを抱きながら潜んでいるようでした。
瑞穂さんのお宅に眠っていた古い人形も、そんな「人々に忘れ去られたもの」のひとつでした。おそるおそる運ばれてきたそれを見るや否や、全身に鳥肌が立ったのを覚えています。神主が匙を投げたのも頷ける程で、多少なりとも霊能力がある者であればその禍々しいオーラにたちまち逃げ出すような代物でした。私も全身から冷や汗が止まりませんでしたが、気合を振りしぼり、霊視を敢行。その結果、正体が判明しました。人形は江戸時代に夭折した子供の代わりに作られた物で、子供の魂のなれの果てが宿っていました。本来これは定期的な供養をしなければならない物だったのですが、いつしか家の片隅で忘れ去られ、やがて人に災いをもたらす類の存在となってしまったのです。何でも、瑞穂さんの家はここ三代ほど男子がまったく生まれていないらしく、最近お亡くなりになったお父様も婿養子だったそうです。それは明らかにこの人形の仕業でした。
本来であれば私も逃げ出したいほどの案件でしたが、ここで逃げては霊能者の名折れ。腹を括り、出来る限りの供養をすることに決めました。護摩の煙でたっぷりと清めたヒノキで祭壇を組み、私の持ち得るありったけの霊能力を込めて特殊な供養を行いました。長らく放置され淀み切った念は非常に禍々しく、何時間もの祈祷が必要となりましたが、一時たりとも集中を絶やさず念じ続けた結果、何とか浄霊へと導くことが出来ました。私は額に汗を浮かべ、息も絶え絶えになりながら、瑞穂さんに「人形に宿る魂を浄霊しました」と報告。続いて「現在、この人形は空の状態ですが、長年のあいだ強力な霊が宿っていましたから、放っておくとまた強い霊を呼び込んでしまいます。出来るだけ早く神社に持って行き、お焚き上げしてもらって下さい」と説明しました。
後日、瑞穂さんからお礼のメールを頂きました。どうやらあれから、例の人形を以前引き取り拒否された神社に再度持って行かれたらしく、人形を見せられた神主は目を見開き“あんなに強い悪霊を浄霊したなんて信じられん”と驚いていたそうです。確かにあれは“悪霊”と呼んでも差し支えないものでした。ですが、元々は幼くして夭折した子供、また亡くした我が子を慈しむ母の想いが作り出したものです。そういった背景を汲み取り、慈愛の気持ちをもって、真剣な浄霊に臨めば、必ず気持ちは届くのです。瑞穂さんからの報告の手紙は「これでうちの家にもまた男の子が生まれるかも知れません。私も早く良いお相手を見つけなければなりませんね」と、冗談めかすように締められていました。
私たち電話占い本光の霊能力者は、持って生まれた霊能力を独自の修行によって開花させた者達ばかりですので、作法に則った祈祷のみを教えられた神職の方々には手に負えないような悪霊であっても、祓うことが可能です。もし、あなたが普通の神職の方では手に負えないような曰く付きの物品を手に入れてしまった場合、私たちのような霊能術のプロフェッショナルへ、速やかに連絡されることをお勧めします。また、電話占い本光では良縁招来や恋の悩み相談も受け付けておりますので、よろしければご利用下さいませ。